留学すると見えてくる、国籍・地域別の特徴や得意・苦手なことまとめ5選

留学をしたときに得られるもの。

それは一概に英語力だけではなく、自分自身で問題解決をしていく力や積極性・社交力といった、たくさんのものを身に着けることができます。

もちろんそこには留学先での人間関係も然りです。では皆さんが、留学先で出会う人たちはどのような人たちでしょうか?そこから見えてくる国籍やまたは地域によって得意なこと、苦手なことはあるのでしょうか?

初めて会う国籍の方と会話や勉強は、英語力に関わらず難しいものです。当然そこには文化の違いもあります。世界に共通の常識は存在しません!

皆さんがこれから出会う留学生たちとの交流の手助けになるように国籍・地域別の特徴をまとめていきます。

実際に、オーストラリア、ニューヨークでの短期語学留学、そしてイギリスで大学院を卒業した筆者の経験をもとに解説していきます。

あくまで筆者の経験に基づくものですので、あぁこんな考え方をする人も留学先にはいるんだなという程度に捉えてくださいね。

先入観を取り払って、たくさんの人と会うのも留学の醍醐味です。

1.留学先で出会い、仲良くなる確率が高いのはやっぱり日本人


異国の地で生活、慣れない言語に違う文化という環境下では、必然的に日本人同士と仲良くなる可能性は高いです。英語圏に留学する場合は、おそらく1人くらいは身近に日本人はいるかと思います。

留学先が有名都市や大都市であるほどその傾向は強いでしょう。留学先で先に来ている日本人の人と出会うことができれば、現地での情報も仕入れることができますし、コミュニティーにも溶け込みやすいでしょう。

留学先で気づく日本人の特徴として、まず“勤勉”という一言につきるでしょう。言われたことはしっかりやる!(もちろん個人差はあります)という印象が非常に強いです。

予習や復習をしっかりしている日本人学生は語学留学、正規留学問わず多いという印象です。これは日本人の得意なこと、強みと言えます。

一方で苦手なこととしては、“発言”や“プレゼンテーション”が挙げられます。皆さんのなかには小学生以来、手を挙げて発言した記憶が数えられるほどしかないというかたもいらっしゃるかもしれません。

授業で人前に立つことも、日本の教育では限られていますよね。先生にあてられても首をかしげてみる、黙ってうつむく、目を逸らすというものが日本人の特徴かと思います。

テストはできる。でも発表はできない。これが典型的な日本人留学生かと思います。英語を学んでいるなかで失敗はつきものですし、失敗無くして成長も難しいですよね。

この苦手分野で一皮むけることで日本人の英語力は伸びるのではないでしょうか。また、日本人留学生の苦手分野としてはスピーキングがあげられます。

わかるけど恥ずかしいからしゃべらない。文法が間違っていたら、、といった懸念が常にあるように思います。自分が挑戦して間違いを経験して、次に活かすことも留学の醍醐味です。

2.高確率で出会う東アジアの仲間たち(中国人編)


語学留学の場合ですと、東アジア圏の学生は似たような語学レベルを持つ学生が多いため、クラス内で出会う確率が多いです。また日本人と似たような見た目ですから、あまり抵抗なく接することができるため、交流する機会は多いかと思います。

しかし、似たようで大きく違う文化、また、近いようで遠い国である彼らとは日本人留学生とは違った特徴を持ちます。まず、中華圏の学生(台湾も含む)は留学先に必ずといっていいほどいます。

筆者の経験上では語学留学、正規留学問わず彼らがいなかったことはありません。中華圏学生の特徴としては、とりあえず中国人同士でグループを作る。あまり英語を人前で話さない。自己主張が強いといったことが挙げられます。

同じ国籍同士でグループを作るのは日本人も同じですが、やはり絶対数が違いますのでどうしても大きなグループを作っている中国人のなかには溶け込みにくく、彼ら自身も孤立しやすいということがあります。

人前で英語をあまり話さないというのは、基本的にグループ内ですべてを完結させる学生が多いので、英語をしゃべって他の国籍の学生と話す必要がないことが原因かと思います。

これはある意味、彼ら自身にとっても損失となっているところです。

筆者のイギリス大学院時代にも多くの中華圏出身者がいましたが、IELTSスコアはあるが、普段は中国人としかはなさないため、英語で全くコミュニケーションがとれない学生が非常に多かったです。

中国人の英語力は日本人より私の経験上、高いとは思いますが、しゃべれない人も多いです。

彼らの強みとしては自己主張が挙げられますが、人に対して意見をぶつけることは文化的に少ないらしく、「私はこうしたい!」と主張するものの、押し通すということはあまりないように感じました。

日本のメディアなどでわがまま、マナーが悪いなどのレッテルが張られている彼らですが、留学先で出会う彼らは優しく、思いやりにあふれていることのほうが多いです。

また、中国人学生は大学でもみっちり勉強しますので、しっかりと授業にはついてきます。期限ぎりぎりまで課題はしませんが、しっかり期限には間に合わせ、クオリティを上げてくるのも彼らの特徴です。

3.高確率で出会う東アジアの仲間たち(韓国人編)


一方で、韓国人学生と出会うことは、中華圏学生と比べてそれほど高くありません。韓国人男子学生の場合ですと、兵役期間の関係から20代後半から30代にかけて、社会人経験数年といういう学生が多い傾向があります。

大学在学中の留学は難しいといったところでしょうか。女子学生に関しては、筆者自身あまり出会ったことはありません。

彼らの特徴としては日本人、中国人と同じく勤勉ですが、やや協調性などの面に関しては柔軟性が低い場合があります。

しかし、同じ東アジア圏の国ということもあり、文化や時には話す言葉も非常に似ていることもありますので、打ち解けやすいかと思います。

また、儒教文化の国ですので、年上の男子学生はよく年下のクラスメイトなどの面倒を見ている印象です。やはり彼らもスピーキングを苦手としている印象は否めませんが、協調してグループワークについて取り組んでくれるケースが多いため、留学先では心強い友人となるでしょう。

4.中国につぐマジョリティ、インド人学生の特徴とは?


語学留学ではあまり出会うことはない国の人かもしれませんが、正規留学や交換留学をしますと高確率でインド人学生に出会うでしょう。

傾向としては、エンジニアが学問として有名な国ですから、理系分野で留学しているインド人は非常に多いです。筆者が留学していたビジネススクールの場合でも中国人に次ぐ、第2グループとなっていました。

いまだに発展中の国ですから、留学生として外国に来ているインド人は中流家庭以上であることが大半です。これは中国人学生にも同じことが言えます。

彼らの特徴としては、非常にフレンドリーであること、パーティー好きであること、勉強が嫌いなことが挙げられます。勉強嫌いに関してはどの国籍の学生でも同じですが、彼らは勉強に重きを置いているとは言い難いです(苦笑)。

勉強に関して努力はあまりしませんが、クラスのディスカッションでは常に発言する学生が多いです。これはインド人学生の強みといえます。プレゼンテーションも準備不足感は否めませんが、しっかりとこなすといった具合です。

筆者がインド人とグループ課題に取り組んだ際には、予習や準備段階で筆者が取り仕切り、本番ではインド人がイニシアティブをとるというような体制をとることもありました。

インド人学生の英語力は、準公用語として使っていることもあり、非常に高いです。

しかし、苦労する点としてはインド訛りの英語でしょう。巻き舌や独特のテンポから繰り出される彼らの英語は、時には理解が難しいことも多いです。

もちろんネイティブであっても彼らの英語が本当にわからないと言っている人もいました。人柄はいいのですが、いまひとつ責任意識が薄いという点から、頼り甲斐に関して、多少疑問は残るところです。

5.ネイティブ学生であるイギリス人の特徴とは?


残念ながら、語学留学ではネイティブ学生と出会うことは難しいですし、一緒にグループディスカッションやグループ課題について取り組むことは非常に少ないです。

しかし、皆さんが交換留学生や正規留学生として、現地に滞在した場合、多くのイギリス人と出会うでしょう。

余談ですが、筆者のようにイギリス国内で大学院生としてビジネススクールに通うネイティブ学生はあまり多いとは言えず、全体の10%ほどにとどまるケースも多いです。

反対に、大学学部ですと、おそらくイギリス人学生の比率は80%以上かと思います。イギリス人学生の特徴として、実はグループワークといった協調して行う作業が苦手な学生が多いです。

この点は筆者も驚いたのですが、ビジネススクールで何年も教鞭をとっている教授によると、毎年イギリス人学生は多様な国籍の学生と協調することは苦手とのことです。

なかには、中国人やインド人といったアジア圏の学生に囲まれて過ごすことにストレスを感じ、大学院を辞めてしまった学生も過去にはいたそうです。

理由としては、イギリス人は個人主義の風潮が強いため、苦労するケースが多いとのことです。加えて、彼らの苦手な点としては、物事をきっちりまとめること、ストレートに表現することと言えます。

ある意味、日本人と類似している点も多く、婉曲的な表現も好みます。ハリー杉山さんとSHELLYさんがアメリカ英語、イギリス英語について解説しているラジオ(https://www.youtube.com/watch?v=f8T6nU6GeIk&t=3s)での1シーンでレストランでのおススメを尋ねるフレーズが紹介されていました。

アメリカ英語は「What do you recommend?」というわかりやすい表現に加えて、イギリス英語は「What have you got for me tonight?」といった表現をするとのことです。

筆者が現地で聞いたことはありませんでしたが、婉曲表現は非常に多いです。彼らの得意なこととしては、しっかりルールに従うことが挙げられます。

イギリスの学術機関では評価基準が課題に対して明確に示されており、それに沿って課題に取り組むことが求められます。そのような教育制度のもとで教育を受けてきたイギリス人学生はルールに関しては非常に厳格に守ります。

(番外編)その他の国籍、地域の学生たちの特徴は?


皆さんがほかに留学先で出会う学生としては、東南アジア圏(シンガポール、マレーシア)も多いです。彼らは公用語または準公用語として、英語を普段から使っていますので高い英語力を持っています。

彼らもイギリスではアクセントや表現の違いから多少の苦労はしますが、ネイティブ学生と変わらない英語力を持ち合わせています。

少数派ですが、アラブ圏からの学生に出会う可能性もあります。彼らはスピーキングやリスニングは得意ですが、ライティングやリーディングといった机に座っての勉強は苦手の傾向がありました。

また、国費留学生であることも多く、豪勢な留学生活を送っている学生も中にはいます。イギリスの場合はヨーロッパからの留学生が多い(学費がイギリス人と同じ待遇であり、その他地域の学生より安く留学できる)のも特徴です。

ひとくくりにヨーロッパといっても多国籍なので難しいのですが、時間や課題に対しては常にストイック、そしてそれをグループメンバーなどに求めることも多いドイツ人。

週末は常にクラブで踊り騒ぎ、太陽がでると外に出ずにはいられないギリシャ人に筆者は出会いました。同国籍の学生や共通の文化を共有しやすいヨーロッパ圏の学生は、彼ら同士でつるみやすい傾向もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

皆さんがこれから留学先で出会う学生の地域別、国籍別の特徴や強み、弱みについてイメージは掴めたでしょうか?

もちろん筆者が出会った学生たちの特徴や一般的な認識についてまとめていますので、決して皆さんが出会う学生がこの特徴に当てはまるとは限りません。

この記事も人種・文化差別の意味は一切含んでおりません。皆さんが留学先で出会う学生とは帰国してしまえばなかなか会うことのできません。

自分自身の文化バリアを取り払って、まずはなんでも挑戦してみる、コミュニケーションをとってみるということが非常に重要です。多国籍の学生と知り合って、充実した留学生活を送ってください!

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